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せいろの匂い・カビの対処法 | 知っておけば安心! 使い始めの準備から特別なケアまで

2026.02.19


 

食材の旨味を引き出しながら、素材本来の味わいを楽しめる「せいろ」
昔ながらの調理器具ですが、最近その良さがあらためて注目されていて
ご家庭でも取り入れられる方が増えています。

そんな、人気を集めているせいろですが
「お手入れが大変そう…」と感じている方も多いのではないでしょうか。

使い始める前の準備や使用後の洗い方、匂いやカビなどのトラブル対処法まで
せいろを気持ちよく使い続けるためのお手入れ方法をご紹介いたします。

 

使い始める前に

せいろを購入して初めて使い始める際には
必ず「空蒸し」を行っていただくことをおすすめしています。

空蒸しをすることで、木材に適度な水分を含ませて
割れや変形を防ぎながら耐久性を高める効果が期待できます。

また、ほこりや木の粉などを浮かせて取り除くことができるため
安心してお使いいただくための大切な工程です。
木特有の匂いが気になる場合も、何度か空蒸しを行うことで次第に匂いが和らぎます。

 

①せいろを、水で濡らす

蒸篭の蓋・身(本体)ともに、さっと水で濡らします。

 

②お湯を沸騰させた鍋に、せいろを乗せる

鍋にたっぷりのお湯を沸騰させて、せいろを蒸気の上がった鍋の上に乗せます。
5〜10分ほど空蒸しすることで、木独特の香りがやわらぎ、蒸気による殺菌効果も期待できます。

空蒸しした後は、浮き出たほこりや汚れを水で洗い流して、
最後はキッチンペーパーや布巾で水を拭き取ってしっかりと自然乾燥させます。

空蒸しの後、すぐに食材を蒸したい場合は食材を並べてそのまま使用いただけます。
すぐに使わない場合は、しっかり乾燥させてしまっておきましょう。

 

使用後のお手入れ

使用後、せいろが冷めてしまうと
油分や食材の成分が固まって汚れがこびりつきやすくなってしまいます。
できるだけ早めにお手入れを行いましょう。
日々のケアを丁寧にすることで、匂い移りやカビの予防にもつながります。

①布巾で拭き取る or ぬるま湯でさっと洗い流す


 

◼︎汚れが少ない場合

せいろは高温の蒸気で殺菌されているため毎回洗う必要はなく、
水に濡らしすぎるとかえって劣化してしまう恐れがあります。
油を使わない蒸し野菜など、汚れが少ない場合は湿らせた布巾で拭き取るだけでも大丈夫です。
 

◼︎汚れが気になる場合

お肉やお魚など食材の汚れ・生臭さが気になる場合は、
たわしやスポンジで軽くこすってぬるま湯で汚れを洗い流します。
※長時間の浸け置きは、歪みや匂いの原因となるため避けてください。
 

※洗剤の使用はお控えください

洗剤の成分が染み込むと、カビの原因となる可能性があるほか
洗剤特有の香りが残ってしまうこともあります。
また、木が本来持つ油分を必要以上に取り除いてしまうことで
乾燥や歪みの原因にもつながりますので、
洗剤の使用はできるだけ避けていただくことをおすすめしております。
 

②しっかりと乾燥させる

乾いた布巾で水分を拭き取り、
風通しの良い日陰でしっかりと自然乾燥させてください。
完全に乾燥させずに保管してしまうと、匂い・シミ・カビ・生臭さの原因になります。

※食洗機による乾燥は、木の歪みや割れにつながるためお控えください。

 

トラブルの対処法

洗い残しや湿気などが原因で、匂いやカビなど
使っているうちに思わぬトラブルが起きてしまうこともありますよね。

ここでは、ご自宅でできるせいろのトラブル対処法についてご紹介します。
正しく対処すれば状態を改善できる場合もありますので、ぜひお試しください。

匂いの対処法

お魚やお肉など、油分の多い食材を蒸した後は、生臭い匂いが残ってしまうことがあります。
天然素材であるせいろは、水分や匂いを吸収することもあるので
油分や蒸気とともに食材の匂い成分が木に付着してしまう場合があります。

せいろを使用する際に蒸し布やクッキングペーパーを敷いたり
使用後は早めにお手入れを行うことで匂い移りを防ぐこともできますが
それでも匂いが気になる場合にできる対処法をご紹介します。
 
 

◼︎60℃以下のぬるま湯で丁寧に洗う

匂いが残っていると、つい熱湯をかけたくなりますが
高温のお湯はかえって匂いを定着させてしまう可能性があります。

お肉やお魚に含まれるタンパク質は、高温で固まる性質がありますので
汚れを落とす前に熱いお湯をかけてしまうと
匂い成分が木の表面で固まり、落ちにくくなることがあるのです。

まずは60℃以下のぬるま湯で
スポンジやたわしなどを使って、やさしく丁寧に洗い流しましょう。
 
 

◼︎重曹水で洗う

ぬるま湯1Lに対して小さじ1程度の重曹を溶かした重曹水
やさしくこすり洗いをすることで、匂いが和らぐことがあります。
※長時間の浸け置きは避け、洗浄後はよくすすいでください。
 
 

◼︎お酢を加えたお湯で空蒸し

匂いが強く、なかなか取れない場合は、お酢を少量加えたお湯で空蒸しすると
蒸気とともに匂いが抜けてすっきりする場合があります。

※匂いの程度によっては、数回繰り返すことで改善する場合があります。
※空蒸し後は、水分を拭き取り、風通しの良い場所で十分に乾燥させてください。

 
 

カビの対処法

せいろは、蒸し料理に使用するためカビに悩まされることが多い道具です。
カビが生えると、黒カビの場合は黒ずみとして現れ、白カビの場合は綿毛のようにうっすらと広がって見えることがあります。また、酸っぱいような匂いを感じることもあります。
 
木材の繊維の奥まで浸食している深刻なカビは、洗浄しても完全に取り除くことができません。
カビが残ったせいろで調理したお料理を食べると健康を害する恐れもありますので
新しいせいろに買い替えることをおすすめします。

ただし、表面に出てきた軽度のカビの場合は、正しく対処して使い続けることも可能です。

 

①サンドペーパーで優しく削る

カビが浅い場合は、目の細かいサンドペーパー(紙やすり)で軽く削ることで
きれいに除去できることがあります。
 

②エタノール消毒

サンドペーパーで表面を削ったら、食品にも使える消毒用エタノール(パストリーゼなど)
スプレーして除菌することでカビの再発生の予防につながります。
スプレー後は必ず、風通しの良い場所でしっかりと自然乾燥させてください。

 

まとめ


掲載商品:特撰 和せいろ (十字仕切付)

 
せいろは、お手入れが大変なイメージを持たれやすいですが
日々の基本のお手入れと、
万が一のトラブル対処を知っていれば長く使い続けることができる道具です。
ポイントは 「洗いすぎない・しっかり乾かす」 ことです。

せいろが1つあれば、温野菜やしゅうまい、中華まん、おこわ、蒸しパンまで
幅広い蒸し料理をご自宅で楽しんでいただけます。
 
今回ご紹介した日々のお手入れ方法・匂いやカビの対処法を参考にして
ぜひ食卓にせいろを取り入れてみてくださいね。

 

 

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日常のひとときも、特別なシーンも心地よく演出できるアイテムに出会えます。

ぜひ店舗で、その魅力を手に取ってご覧ください。

 

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